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「プチ哲学」でなんちゃって哲学! 


プチ哲学 (中公文庫)プチ哲学 (中公文庫)
(2004/03)
佐藤 雅彦

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■購入 プチ哲学

 久しぶりに読書した本のことでも。すこし前、北キツネの大好物で哲学的な問いなどと、あーだ、こーだと長々書きましたが、実は前に読んだある本がきっかけで「哲学」なんて言葉が出きたので、あらためて書いておこうかと思います。

 もちろん哲学ですので、カントやらニーチェ・・・であるわけでなく、その名も「プチ哲学」!。

 タイトルから想像するに、簡単そうだけどもしかしたら難しい内容(もしくは逆)のような本ですが、なんと中身はかわいいイラスト(マンガ)1ページ&解説数行が1ページと、簡単を通り越して超簡単。考えるヒントと言いますか、いわゆる教養本のもっとも簡単バージョンってところでしょうか。

 ですので、私のブログを読まれるような知性と道徳、そして知的探求心あふれるそこのあなたには少し物足りないかもしれませんが、何かを考えるきっかけにちょうどいい本だと思います。名前のとおりプチ哲学。

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白の闇 


白の闇 新装版白の闇 新装版
(2008/05/30)
ジョゼ・サラマーゴ

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 評価:★★★★☆

 最近読んだ本を一冊。ジョゼ・サラマーゴの白の闇。これも映画化されていたような。

 ある日突然、目の前が真っ白になるという不幸に見舞われた男。はじめは他人事として同情していた住民たちですが、その原因不明の盲目が強い感染性をもつことが分かり・・・

 こんな感じで、パッと読んだだけでは人の視力を奪うという誰しもが持つ根本的な恐怖心を煽るホラーのようなので
すが、読み進めていくうちにこれが単なるホラーではなく、他人から自分が見えないことから生じるむき出しのエゴを表現されているのが分かるかと思います。妙に深いテーマをもった一冊。

 ちなみに、これは読んだ人が判断すればいいことですが、さすがノーベル文学賞作家であります。


「知覧からの手紙」に涙(T_T) 


知覧からの手紙知覧からの手紙
(2007/07)
水口 文乃

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今日は最近読んだ本を。

 前に、ベストハウス・ワン・ツー・スリー!で「心に響くラブレターのBEST3」というのをやっていまして、その中で1位に選ばれた手紙です。「知覧からの手紙」

 特攻隊員が知覧から出撃する前に婚約者にあてて思いをつづった手紙なのですが、死を目前にして自分のことは忘れて幸せになれと相手を思いやる気持ちと、そしてそれでもどうしても残る未練。作り物ではない本当の気持ちの入ったものとはこうも心に響くものかと。是非とも読んでみてください。これは泣ける。

菊池寛「恩讐の彼方に」に感動!。(T_T) 


藤十郎の恋・恩讐の彼方に (新潮文庫)藤十郎の恋・恩讐の彼方に (新潮文庫)
(1970/03)
菊池 寛

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 本を読んで泣くことなど滅多にないですが、・・・号泣!!。

 菊池寛の名作「恩讐の彼方に」。

 江戸時代後期、ふとしたことで主を手にかけたことをきっかけに、罪人となった一市九郎(いちくろう)。罪を悔い改めるための旅路の末、九州耶馬渓は山国川のほとりにたどり着きます。そして、毎年のように起こる洪水により多数の死者を出す暴れ川の山国川に人々が安全に通行するための洞穴を掘ることで己の贖罪を見出します。

 ボロボロになりながら固い岩盤を掘り続けること数年。洞穴の貫通が目に見えてきたとき、皮肉にも自分が殺した亡き主の息子が、父の仇を討つために一市九郎の前に現れるのです。そして、一市九郎は・・・。

 私は仕事柄、大分県耶馬渓の山国川にかかわっているので読んでみたのですが、これが涙なしには読めない素晴らしい一冊でした。ここ数年のベストと言える本当に素晴らしい一冊です。

 実際に1人の僧が掘ったという山国川の青の洞門を舞台にした小説なのですが、最近の小説にはない、人生とは、罪とは、許しとは、人間の根本を問う本当に感動的な一冊でした。短編ですのでこれは是非とも読んでもらいたい。

DS文学全集DS文学全集
(2007/10/18)
Nintendo DS

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 ちなみに私が恩讐の彼方にを読んだのはこちらのDS文学全集のほうです。任天堂DSのソフトなのですが、いわゆる著作権切れの名作小説が100冊詰まっています。

 100冊で2500円くらいなので、なんと1冊25円。しかも入っているのは1度は題名を聞いたことのある名作揃い。名作文学ということと、それを面白く感じることができるかは別の問題ですが、教養としても読んでおいて損はないものばかりなので、これはかなりのお買い得です。

 DS買ったものの眠っている人も多いと思うので、たまには引っ張り出してみてはどうでしょう。

ツレがうつになりまして 


ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
(2009/04)
細川 貂々

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 普段は読まないタイプの本なのですが貸してもらったので読んでみました。色々な意味で時代を象徴する本ですねえ。ストレスと戦う時代になったのでしょう。

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ベンジャミン・バトン 数奇な人生 


ベンジャミン・バトン  数奇な人生 (角川文庫)ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (角川文庫)
(2009/01/24)
フィツジェラルド

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 今日はいくつか読書を更新。最近読んだ本が何冊かあるので暇な休みを利用して紹介をしようかと思います。このブログに来る人のニーズなどは、すっかり無視してしまっている限りなく自己満足に近いコーナーです。

 まずは1冊目。ブラットピット主演で同名の映画化されたので本屋の目に着くコーナーに置いてあったという、「ベンジャミン・バトン」。アメリカ文学の巨匠フィッツジェラルドの短編です。映画のタイトルはベンジャミンバトン‐数奇な人生‐

 老人の姿で生まれ年をとるごとに若者へと逆行して生きるベンジャミン・バトン。この短編には、彼が常識からはかけ離れた人生を過ごしていく中で、恋愛、青春、結婚、戦争と年代ごとに様々な経験をしながら、その不思議な人生を終えるまでが描かれています。

 もちろんありえない人生なのですが、その奇妙な人生は、例えどのような一生であれ苦脳と喜びの繰り返しであると言うことを静かに暗喩しているわけです。
 不思議な余韻の残る短編なのですが、読書の初心者には向いていないので大人のあなたに。(なんか偉そうな終わり方ですが)

オルハンパムク わたしの名は紅 


わたしの名は「紅」わたしの名は「紅」
(2004/11)
オルハン パムク

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 久しぶりにとんでもない本を読みました。トルコの作家のオルハンパムクの「わたしの名は紅」。中世トルコの細密画(要するに絵画)に関する物語です。

 西の文明(ヨーロッパ)の影響を受け始めた細密画家たちと、それを異端視して受け入れない者たちとの確執。そして確執から生じる殺人。

 主人公(語り手)が次々と入れ変わり、徐々に事件の核心に迫っていく手法もさすがなのですが、真の細密画とは何か、芸術とは何か、異文化と伝統の交流、東西文化が交差する街イスタンブールを舞台にした、とんでもなく深い小説でした。

 そういえばオルハンパムクは日本では馴染みの薄い作家ではありますが、ノーベル文学賞もらってます。それも納得。これはすごい。こういう本がもっと翻訳されないものかと思わされます。

 東と西、交じりあえ!

相田みつを トイレで日めくり「ひとりしずか」 


ひとりしずか―トイレ用日めくり 相田みつを作品集ひとりしずか―トイレ用日めくり 相田みつを作品集
(1993/11)
相田 みつを

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 師走もあわただしいところいかがお過ごしでしょうか。楽に更新したいからではないですが、本を一冊だけ。
 相田みつをの日めくり詩集シリーズ。本屋で来年のカレンダーを探していた際に見つけたのですが、これが実にいい!
 トイレ専用というところがポイントで、トイレの壁に貼っておいてありがたい言葉をじっと眺めて噛みしめて・・・良い感じ!。気が向いたらめくればいいし、元気のでる一冊となっています。
 肝心のカレンダーとしては役に立ってないので買物的には失敗しているような気がしますが、まあそういうこともあるってやつです。人間だもの。

ポールオースター 幻影の書 


幻影の書幻影の書
(2008/10/31)
ポール・オースター

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 家族を失った絶望の淵から自分を救ってくれた一編の無声映画。主人公はその映画監督の消息を追うことで新たな人生を歩みだす。・・・要約するとこんな感じ、一気に読めるほど面白いのだが、全体的に静かで暗い雰囲気のため誰にでも向いている本ではない。オースターぽいといえばオースターぽい。

 ポールオースターの最高傑作と言われている(らしい?)。 

ポールオースター ムーン・パレス 


ムーン・パレス (新潮文庫)ムーン・パレス (新潮文庫)
(1997/09)
ポール・オースター柴田 元幸

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【 引 用 】
 僕は崖から飛び降りた。そして、最後の最後の瞬間に、何かの手がすっと伸びて、僕を空中でつかまえてくれた。その何かを、僕はいま、愛と定義する。  新潮文庫p.79


 それは人類がはじめて月を歩いた夏だった・・。こういう書き出しから始まる、不思議な青春小説です。私がポール・オースターの中で最も好きな長編小説でもあります。

 

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